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日本でのAセクシャルの過去〜アセクシャル(Aセクシャル、エイセクシャル、asexual)に関しての、日本での歴史や経緯などの解説です。日本のアセクシャルやノンセクシャルがどのような流れをたどってきたのかを知りたい方はご覧ください。


 日本でのAセクシャルの遍歴(過去)をまとめました。独自研究のため、突っ込みどころなどもあると思いますし、加筆訂正削除などもあると思います。
特に、情報の追加や訂正が欲しいです!!メールや掲示板でご意見を頂けますと幸いです(できればソースを頂けると助かります)
。主に、最近の動向よりも、歴史(!)的な部分に重きをおいています。(最近の動向については弱めです。)
最終更新:2020年10月27日

時系列

2001年頃

 アメリカで、現在でも世界最大のAセクシャルに関するサイト(AVEN)が立ち上がる。
 アメリカを中心に、「asexual」(Aセクシャル)という言葉が広がり始める。

2002年頃

 この頃から、日本でも「asexual」(Aセクシャル)という言葉が、少し認知し始められる。最初はセクシャルマイノリティの間で。
 Aセクシャルに関するサイトで、2002年1月「INNOCENT KINGDOM」(管理人:王理さん=閉鎖)が立ち上がる。
 インターネットの「2ちゃんねる」でAセクシャルについてスレッドが立ち、情報交換がはじまる。(さかのぼれる限り、 2002年1月29日からスタート
 2002年8月26日、「asexual.jp」ドメイン取得
 2002年9月1日、「asexual.jp」仮運用開始
 2002年(日付不明)、「IS THE ASEXUALITY KNOWN?」(管理人:不明?=現存だが、運用停止)が立ち上がる。同盟名簿として、Aセクシャルの人が登録出来る名簿や一言、リンク集があった。

2003年頃

 インターネットの「2ちゃんねる」でAセクシャルについて活発に議論や交流がなされる。
 2003年3月20日、「asexual.jp(Enkelien Metsa)」(管理人:雪)本運用開始
 2003年12月1日、「asexual-japan.net」(管理人:ももさん)運用開始(現在このドメインは消滅していたため、asexual.jpで押さえています:記念碑的存在なので。もしこのドメインでサイト構築したい方がいらっしゃいましたら、メールにてご連絡ください。)
 この頃、当時流行していた、「○○に○つの質問」のシリーズで、「Aセクシャルに55の質問」(管理人:氷魚さん=サイトは運用されていませんが、現存)が出来る。
 asexual.jp、asexual-japanで深夜チャットが繰り広げられる(当時は定額制インターネット接続ではなかったため、「テレ・ホーダイ」という23時以降電話料金が定額制になるサービスを利用している人が多かった)。

2004年頃

 2004年3月、「INNOCENT KINGDOM」閉鎖。
 2004年7月26日、mixi内に、「Aセクシャル asexual」コミュ(管理人:あまさん=現存)が出来る。
 2004年12月23日、mixi内に、「ASPOアセクシャルコミュニティ」(管理人:dj-tam pattalliroさん=現存)が出来る。
 2004年の札幌パレードにも、asexual.jpで広告を出す。
 2003年からこの頃、Aセクシャルの言葉の定義について、大きな議論がある。本物偽物論議や、恋愛感情有無に関する議論などがあり、論争となる。詳細は、「2003年〜の議論」で。
 Aセクシャルに関するオフ会が何回か東京で開かれる。

2005年頃

 Aセクシャルに関するオフ会が何回か東京で開かれる。
 2005年8月13日、asexual.jpで呼びかけた人たち(4人)で「TLGP(東京レズビアン・ゲイパレード)2005」にAセクシャルとして参加する。
 2005年11月20日、2人が立命館大学学園祭レインボーパレードにAセクシャルとして参加(Aセクシャルについてスピーカーで宣伝)。
 「IS THE ASEXUALITY KNOWN?」サイト運用停止(登録や名簿掲載停止、サイトは現存)

2006年頃

 2006年2月、「asexual-japan.net」閉鎖。
 「asexual.jp」月間データ転送量が大変なことになり、サーバを変更(引っ越しの際にデータを一部失う)。

2007年頃

 「asexual.jp」掲示板について、管理が出来なくなったため、掲示板等を運用停止。
 この頃から、当時のいわゆる「広義のAセクシャル」(恋愛感情のある、でも性的欲求は持たないAセクシャルを、当時こう呼んでいました)を「ノンセクシャル」と呼ぶ流れが生まれ始めた(自然発生的に出てきたため、出自までは追えませんでした。)

2008年頃

 2008年7月31日、mixi内に、「ノンセクシャル(非性愛)」コミュ(管理人:ウイカさん=なくなったようです)が出来る。
 2008年8月、解説などの必要最低限のページを残して、「asexual.jp(Enkelien metsa)」運用停止

2010年頃

 「asexual.jp」一度、最低限の機能を残して閉鎖。

2012年頃

 「asexual.jp」ドメイン譲渡告知を行うも、応募者なし。
 テレビ、TBS系列「私の何がイケないの」で、無性愛者を名乗る女性の方が出演し、Aセクシャル的なことをお話しされる。

2013年頃

 2013年1月16日付け新聞、北陸中日新聞の「popress」(北陸中日新聞の若手記者が作る、若手向けの特集記事)にて、「無性愛者」の人の記事が掲載される(タイトルは「初恋ナイ、男ニモ女ニモ性欲ワカナイ、体触ラレタクナイ… 「無性愛者」誤解しないで」でした。)(比較的最近まで読めたのですが、現在はリンク切れになっています。)

2014年

 2014年11月、「asexual.jp」再構築開始(管理人:雪)←当初のまま変わっていません。
 新しい「asexual.jp」では、解説(Aセクシャルについて)を一新したほか、掲示板やクローズドSNS、また昔から好評だったひとこと掲示板などを設置。
 2014年11月16日付け朝日新聞、「(男が生きる 女が生きる)性は男と女だけじゃない 「らしさって?」記事に反響」の記事の中で、Aセクシャルと思われる方が登場されています。

2015年

 2015年頃より、「にじいろ小町」(現在の「にじいろ学校」さんの前進)にて、Aセクシャルのオフ会が開かれるようになる。
 2015年11月4日からはじまった、「ライフネット生命保険」の同性パートナー向けのサービスは、同性のAセクノンセクの親友同士でも使えるとの情報あり。

2016年

 2016年4月1日、Aセクシャルに関してもよく扱われている、「特定非営利活動法人にじいろ学校」さん設立。
 2016年5月8日、WIRED JAPANにて、「セックスを拒絶する若者たち──アロマンティック・アセクシャル」という、Aセクシャルを取り上げた記事が掲載される。
 2016年11月14日、Amebaニュースにて、セックスのない愛 世界に広がる「無性愛(アセクシャル)」とは?という、Aセクシャルを取り上げた記事が掲載される・

2017年

 2017年8月7日、NHK News Pickupにて、「恋ってしなきゃダメですか?」として、Aセクシャルなどが取り上げられる。
 「札幌Aセクオフ2017」が、北海道札幌市円山近辺で実施される。札幌は比較的Aセクシャル関係のオフ会などは活発に行われている。
 「かもカフェ」「ゆるカフェ」という、セクシュアリティに疑問を持っている人のカフェも開かれるようになり、Aセクシャル当事者がそちらに集う傾向も見られる。

2018年

2018年9月、政治家としてははじめて、Aセクシャルを公言する方が現れる。→立憲民主党公認 町田市議会議員 東友美先生
11月10日、早稲田大学早稲田キャンパスにて、「あなたの「好き」と、私の「好き」、どう違う? ―アセクシュアルの視点から考える人間関係―」という、講演イベントが行われました(講演者:なかけん氏・三宅大二郎氏ほか)。
2018年頃に実施されていた、「カラフル@ハート」のイベントでは、多くの人が「恋愛感情がわからない」と訴えることも多いこともあり、事実上のAセクシャル率の高いイベントになっていたりする。
また、池袋の「Queer&Ally」のイベントも、比較的Aセクシャルフレンドリーであり、Aセクシャルの人が集まる傾向があった。

2019年

1月〜2月、Aセクシャルに関する雑誌記事が立て続けに発売される。「週刊SPA!1月29日号」(若者の恋愛観に変化あり)と、「NEWSポストセブン」(アセクシャル、ノンセクシャルとは… セクマイ関連用語解説)
2019年2月28日。ABEMAのアベプラで、「性欲が低い人が急増中? “恋愛もSEXもいらない”アセクシュアルの実態とは」というネット番組が放送される。
5月、ジュリー・ソンドラ・デッカー(上田 勢子訳)『見えない性的志向 アセクシュアルのすべて』が翻訳出版される。Aセクシャルに関して本格的に取り上げられた、書籍の一冊(外国文献の邦訳ではあるが)と思われる。
10月17日(再放送10月20日)、NHKのEテレの「バリバラ」にて、アセクシャルとXジェンダーをテーマ(タイトル:「2.4時間テレビ番外編 ~アセクシュアル・Xジェンダーの世界~ 」)に放送がなされる。
11月9日、大阪大学吹田キャンパスにて、「アセクシュアルから考える親密性 人の多様性、関係の多様性」という、講演イベントが行われました(講演者:なかけん氏ほか)。

2020年

6月1日〜6月30日の間、「アロマンティック/アセクシュアル・スペクトラム調査2020」として、Ace/Aro(Aセクシャル、ノンセクシャルなど)の方向けの調査が行われていた。
11月1日、上記調査についての結果の概略発表。